うつわの日のこと
町を歩き、うつわとであう「大磯うつわの日」
神奈川県西部に位置する「大磯町」。
江戸時代は東海道の宿場町として栄え、明治以降は伊藤博文、吉田茂をはじめとした首相の邸宅、要人の別荘が多く建てられました。穏やかな雰囲気の小さな町には、この土地を愛し、芸術・文化を愛し、自分たちなりの審美眼を持って暮らす人たちがいます。
「大磯うつわの日」は、町内各地のお店や施設を会場として、地元の作家が中心となりうつわを展示販売するイベントです。11年前、数名のうつわ作家が展示販売を企画したのが事の始まりでした。年々規模を大きくし、昨年は52会場が参加。陶芸や木工、ガラスなど様々なジャンルのうつわの展示販売や、ワークショップやお茶席、予約制の食事会など参加型のイベントも行われ、賑わいました。
大磯うつわの日の楽しみは、うつわ探しだけにはとどまりません。お目当の会場では作家の制作秘話に耳を傾け、マップを片手に町を歩けば、穏やかな街並みに垣間見る大磯の魅力に気づき、気まぐれに入った会場では素敵な人や作品との出会いがあるかもしれません。
大磯うつわの日へ来れば、うつわを介して人と人が出会い、そこから広がるご縁でまた新たなうつわへと誘われていく、そんな「うつわ」をお楽しみください。
Oiso Utsuwa Days
Take a walk through the town of Oiso and find your special Utsuwa (dishes, plates, bowls, vase, etc.)
Oiso is located in the west of Kanagawa prefecture and flourished as a postal station on the Tokaido road during the Edo period. After the Meiji era, many prime minister's second homes (including Hirobumi Ito and Shigeru Yoshida) were built in Oiso. These are some of the many people who, with an eye for beautiful things, and love of nature, art and culture, cherish Oiso.
“Oiso Utsuwa Days” is an event mainly featuring local artists, shops and galleries who exhibit and sell there ceramics, glassware, and woodcrafts. Last year 53 exhibitors joined the event which included work shops and tea ceremonies.